【 10分解説: 2022年3月期 第3四半期決算 】

決算

2022年3月期 第3四半期決算

【2021年度の業績について】

質問:2022年3月期第3四半期の業績について、引き続き良好な業績となっていますが、増収増益が継続している理由を教えていただけますでしょうか。

CEO: 阿部

営業収益は、前年同期の102億53百万円から106億2百万円となり、3.4%の増加となりました。これは、平均預り資産残高が22.3%増加したことにより残高報酬が増加したのですが、一方、成功報酬が前年同期21億51百万円から当期は10億36百万円に減少したことで、全体の伸び率としては、3.4%にとどまりました。残高報酬料率は、69bpsとほぼ前期と同レベルでありました。

一方、営業利益については、営業収益の増加に加えて、旅費交通費が低い水準を維持し、加えてオフィス関連費用の減少もあり、43億82百万円から48億91百万円となり、11.6%の増加となりました。

上記に加えて、投資有価証券の一部売却に伴う売却益を約6億円計上したことにより、税引後利益は前年同期の26億16百万円から36億84百万円となり、40.8%の増加となりました。これは前年の通期を超える水準となります。また、基礎収益も残高報酬の増加により、前年同期31億43百万円から45億97百万円となり、46.2%の大幅増加となりました。

バランスシート上に計上されている投資有価証券の中には含み益を持つファンドなども含まれており、今後このようなものも適宜解約などすることによって潜在的な利益が顕在化してくるものと考えております。

先ほども申し上げましたとおり、成功報酬の大幅な減少を残高報酬がカバーし、この環境下でさらに増収増益を達成できたということは大きな成果であり、スパークスの基礎的な体力が確実に強くなっているということを株主の皆様にお伝えしたいと思います。

新しい期待を醸成していただける、期待され、期待に応える会社でありたい、2022年私が自らに課している一番大きな目標です。社員一同全力で頑張ります。

【株主還元について】

質問:2022年3月期の期末配当について教えていただけますでしょうか。

CEO: 阿部

期末配当につきましては、引き続き財務状況が安定していること、基礎収益が安定的に増加していること等、総合的に勘案し、今期は前期の普通配当11円に1円を加えた、1株あたり12円の配当を実施したいと思います。

これは記念配当を除く普通配当としては過去最高額となり、昨年に続き更新しています。また、8月に自社株買い総額約2億5千万円を実施しております。基礎収益については、過去最高の水準に回復してきており、これからも、財務的な安定性を考慮しながら、株主の皆様にご満足いただける安定的な株主還元を続けていきたいと思います。同時に留保した利益に関しては、今後のスパークスの成長のため、新たな領域への投資を続けてまいります。

[なお本件は、2022年6月開催予定の第33回定時株主総会の決議をもちまして正式に決定、実施する予定です。]

【新領域への挑戦】

質問:今年度以降の新たな挑戦について教えていただけますでしょうか。

CEO: 阿部

まず、私達がこれまで掲げている、2026年3月期に向けて、1兆6,500億円の預かり資産を3兆円にする、どうやってより多くの世界中の投資家に私達の投資力、投資の質をご理解いただきお届けするか、私達の投資ファンドに結実させていくか、を全力で考え、この目標を必ず達成したい、短期的には預かり資産2兆円をできるだけ早い時期に達成したい、というのが、私達が掲げている必達の目標であります。

これを踏まえて、これから始めていく新しい領域の説明をさせていただきたいと思います。

一つ目はエネルギー領域です。

去年から、再生可能エネルギーのチームと環境エネルギーという大きな時代のテーマの中で、私達は何ができて、何をすべきかということを検討してまいりました。今年は具体的に、再生可能エネルギー由来のグリーン水素をつくる施設をスパークスが自前でつくることを計画しています。そして、そこから生まれる新しい水素エネルギーの使い方について、小さな実証実験を積み上げていきたいと思います。これは新しいスパークスの事業として、数年後に大きく開花すると思っています。

先ず自分自身で新しいビジネスを生んでいくということを実践したいと思います。日本中、そして世界中に水素のような新しいエネルギーの領域を広げていくことで、グローバルに気候変動、CO2フリーのエネルギーの新しいパラダイムを広げていく大きな仕事に取り組んでいきたいと思います。

二つ目は医療の領域です。

医療とデジタルの領域は、非常に親和性が高いと思っています。医療の領域について最初に考え始めたのは今から3年くらい前になります。

スパークスでは1年半前くらいから産婦人科の病院を経営しています。まだまだ小さな試みですが、現場の先生たちがひとつひとつ着実に実績をあげてくれています。おかげさまで、スパークスの新しい医療領域の扉が開かれたと考えています。

いま日本では、高齢化と共に医療は最大の課題の1つです。これは日本にとって、とても大きな経済の課題で、投資会社として私達が大きく貢献できる領域であり、まさにスパークスが取り組むべき領域だと思います。

一方で、医療の現場のマネジメントは金融領域の素人だけではできませんが、医療に精通した、医師や看護師を中心とするチームを自ら組成、強化拡充し、さらに投資先にアドバイスを行ってきたスパークスの知見を活かすことで、この課題に取り組んでいきたいと思います。

三つめはフィンテックの領域です。

デジタルとファイナンスの融合、スパークスにとってこれは、フィンテックでお金を集め、ロボットでファンドを運用する、そういうことではありません。

多くの人が求める経済的により豊かな暮らしとそこにおけるテクノロジーの活用は、非常に大きな可能性を生む領域であると思っています。残念ながら、ここまでこの領域における明確かつ具体的なソリューション・ビジョンが提供されていないと私は考えています。

その領域で、スパークスに何ができるのか。小さな発見とプロジェクトを積み上げ、スパークスの回答をビジネスの形として具体的に創造し、見ていただけるビジネスユニットに作り込んでいく、スパークスだからできる新しいフィンテックの領域を皆様にみていただく年にしたいと思います。

新たな領域への挑戦は、ここ3年間、一歩一歩、スパークスらしく真面目に地道に準備してきました。ここから大きく開花し、今年は新しいスパークスが生まれていることを株主の皆様にも実感していただける年にしたいと思います。

株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。

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