【月報ダイジェスト③対話の力・ビッグウェイブ21】18年1月号

運用報告

【月報ダイジェスト③対話の力・ビッグウェイブ21】3部作の第3弾は、対話の力(スチュワードシップ投信)とビッグウェイブ21(大型株)の月次リポートです。ケーススタディでソニーもとりあげています。(特定の銘柄を推奨するものでは、ありません)

「日本株式スチュワードシップファンド、対話の力」
保有比率上位5銘柄(11月末現在)のうち、 プラス貢献銘柄は、帝国 繊維、第一稀元素化学工業、森永製菓、ディスコ、ヤマハ。
マイナス影響銘柄は、なし。
投資行動としては、空調機器メーカーへの投資を開始しました。
エンゲージメント活動としては、 自動車排気ガス触媒の製造に欠かせない材料を生産する化合品メーカーA社社長と、モバイルゲーム開発会社B社社長とCFOとの面談について、報告しています。
A社にはこれまでも継続的な対話を通して、資本効率の改善のため、長期の投資計画策定と株主還元の強化の必要性を伝えてきました。
面談においてA社社長は、海外における新たな規制の動向を見極めるため、投資計画の確定は当初の想定より半年程度遅れる可能性があるとの見解を示しました。
今しばらく時間が必要と思われますが、従前に比べてA社の事業運営および資本政策における課題は明確になりつつあると感じています。
B社との面談では、株主還元方針について意見を交わしました。
B社は最近、配当性向を株主還元の指標として用いると公表しました。
ファンドでは、現在の同社の経営状況などからみて、純資産配当率(DOE)を株主還元の指標とする必要性を伝えました。
B社社長は配当性向を堅持する考えを示しましたが、一方で「投資家の意見は常に重視しており、配当政策も必要に応じて適宜見直す」旨述べました。

「ビッグウェイブ21」
プラス貢献銘柄は、スズキ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ダイキン工業など。
マイナス影響銘柄は、KDDI、信越化学工業、ニトリホールディングスなど。
スズキは、主力のインド市場以外でも利益拡大の期待が高まっています。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、国際金融規制が最終合意となり、事業環境の不透 明感が払拭されました。
ダイキン工業は、省エネ技術を核とした安定感のある業績に対する期待。
KDDIは、楽天の携帯電話事業参入による競争激化リスクが懸念されたました。
信越化学工業は、半導体関連銘柄の下落に引きずられました。
ニトリホールディングスは、月中に発表された業績が市場想定に達しませんでした。
「企業との面談」について(ビッグウェイブ21のリポートより) 面談において大切なことは、企業と信頼関係を構築することです。
相互の信頼関係があって、はじめて企業と投資家が経営上の重要課題について、共通認識を持つことが可能になるからです。
面談は、基本的に質疑応答の形式で進めていきます。
質問は、コーポレートガバナンス、ビジネスモデル、現場オペレーション、財務、中長期計画という5つに大別されます。
先方が話しやすい状況作りのため、話の切り出し方や、質問の順番についても事前に準備します。
また、企業が自発的に良い方向に進むように対話を通じて、「気付き」を提供することや、優れた経営戦略に共感を示すことで活動に推進力を与えることも、面談の重要な役割であると考えています。
<ソニーの例> ソニーは2000年初頭から10年以上にわたり低迷期が続き、その当時の面談では、企業理念や製品開発にこめた想いなどの本質的な部分を避け、表面的な受け答えに終始する傾向が見られました。
しかし2012年以降の経営陣の刷新から、企業体質が改善し始めました。
2015年12月の面談の際には対応が大きく変わり、企業理念を見直したことや事業運営の問題点と解決策などが率直に語られました。
面談における率直かつ合理的な説明は業績改善の兆候を裏付ける内容と感じられたことから、当ファンドでは2016年前半に投資を開始しました。
現在の吉田CFOは面談にきちんと向き合う姿勢を示しており、経営課題に対するファンドの意見を伝えた際に、課題解決には時間が必要だが長期的視点で取り組むという趣旨の説明がなされました。
2017年末現在で当ファンドの投資開始から約2倍の水準に達しています。
この事例は、スパークスの「面談を軸にしたボトムアップ型のアプローチ」が日本有数のグローバル企業への投資判断にも有効であることを示す一例と言えます。
詳しくは、スパークスのウェブサイトに先日、アップロードされた 2017年12月29日を基準日とする月次報告書をご覧ください。

以上、Quality Its SPARX 。2018年1月号 Part3でした。

※スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力)の商品概要やリスク等については、こちらをご覧ください。
http://www.sparx.co.jp/mutual/stw.html
※スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(愛称:ビッグウェイブ21)の商品概要やリスク等については、こちらをご覧ください。
http://www.sparx.co.jp/mutual/bw21.html

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