5分解説「マクロはミクロの集積である」投資哲学

投資哲学

スパークスは、創業時から「ミクロはマクロの集積である」という投資哲学を持って市場と対峙してきました。今回は、社長の阿部自らが、この言葉の持つ意味について、ご説明させていただきます。

「マクロはミクロの集積である」というのは、創業当初から私が運用調査を担当するみんなに言い続けていることです。マクロというのは、象徴的に分からないことという意味で言っています。例えば、日本経済がどうなる、株式市場が来月、半年後、1年後どうなるかということは正確には、言い当てることができないのです。
ただ、分かることはあります。それは、私たちが毎日やっていることです。私たちの仕事でいえば、会社で今起こっていることは分かるのです。それを一番よく知っているのは、その会社の人、さらにいえば、会社の経営者なのです。ですから、会社を評価する時、分かることを一生懸命分かるように努力をしましょうという意味で、私はこの言葉を、私たちの呪文のように社員へ伝えてきました。会社に、一月後、半年後にどういうことが起こるであろうかということを一番最初に感じてるのは、その会社の社員であり、経営者なのです。その経営者、社員の言葉を直接聞こうということで、スパークスは来年で30周年を迎えますが、30年間、全員で手分けをして、毎年、企業調査を続けています。

それは、分かることを徹底的に、できるだけ正確に知ろう。それらを集めていくと、時代の大きな流れが見えてくる。それがまさにマクロなのです。ですからスパークスの投資の現場で、日経平均が来年どうなるか、ある会社の半年後の株価がどうなるかといったような議論は全くありません。その会社が今どういう状況で、経営者が何を考えていて、どういうことを問題意識と思っていて解決しようとしているかということを直接聞きに行くということをやっております。

「マクロはミクロの集積である」という言葉を私は30年前に言い始めましたが、今この言葉の重みは、さらに増していると思います。市場が非常にAI化しているというか、AIで株価を予想するというような動きがますます有効であるかのような錯覚を、市場参加者が持ち始めているのです。それによって、AIによって価格、市場でつくであろう価格を予想すると、正確であろうとすればするほど、ますます投資の期間が短くなるのです。ですから最近でいうと1秒、もしくは1秒にもならないような時間で、膨大な資金が回転しているという状況です。つまり、投資を見る眼がますます短くなっています。つまり、分からないマクロをAIで知ろうとして、分かるという錯覚のもとにお金が動き始めています。だから、ますますこの「マクロはミクロの集積である」という言葉が重くなります。つまり、ミクロの世界は、リアルな世界なのです。ビジネスとか企業とかやるのは、最後は人間です。その人間が、今やっていることを一つ一つ徹底的に調べていこうというのが、この言葉のバックグラウンドにある意味です。AI化する投資の市場がますますAI化していく中で、

ますますこの意味が大きな意味、重さを増し、それから投資家の皆さんに対して私たちができることが、もっともっと有効になる言葉だと思って、徹底的に実践したいです。
つまり、リアルな投資をするための最も重要な呪文、マントラだと思っています。

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