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前期(2016年3月期)は営業利益が倍増し「復活の方程式」が見えてきました

前期(2016年3月期)を総括し今後の展望をお伝えいたします。

前期はスパークス・グループにとって「新たな成長の土台」からの本格的な飛躍が始まり、「復活の方程式」が見えてきた1年となりました。まずグループ運用資産残高(AUM)が直近の目標だった1兆円に約7年ぶりに達しました。「アベノミクス相場」で日本の株式市場全体が上昇する局面は一段落したものの、それがスパークスの「徹底したボトムアップ・アプローチ」に立脚するアクティブ投資の優位性を浮き彫りにしました。リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016で、GDP(国内総生産)上位5カ国で史上初となる3年連続の最優秀運用会社(株式部門)を受賞したのを始め、当グループの複数の投資信託が評価機関等から表彰されました。(※)

前期末のAUMは、9,599億円と前々期末の9,615億円からほぼ横ばいとなりました。韓国で一部大口解約がありましたが、収益性の高い中核事業である日本株式投信に加え、再生可能エネルギー施設や不動産への実物資産投資、そして、昨年11月にトヨタ自動車様と三井住友銀行様と設立した「未来創生ファンド」は、いずれもAUMを増やしており、頑強な事業ポートフォリオを構築しつつあります。

こうした施策から営業利益は前々期2.1倍の29億円、営業利益率は前々期の21%から34%まで上昇しました。損益分岐点を超えると一気に利益が増加するというスパークスのビジネスモデルの強さが顕在化した決算となりました。

スパークス・グループの主な収益源には、AUMから生み出される残高報酬と投資パフォーマンスに依存する成功報酬があります。実物資産や未来創生に投資分野を広げたことで、10-12月期に集中していた成功報酬の計上時期の分散も進んでおり財務の安定度が増しています。

今期の目標

私たちは、今期も手綱を緩めることなく増益増配を目指し成長を続けます。成長を実現するための4本柱について、ご説明いたします。

1本目の柱は、日本株式投資戦略です。

スパークスは、ロング・ショート、長期厳選、中小型、環境・クリーンテック、そして、スチュワードシップなどのエンゲージメント型と日本株式投信で特徴のある商品を取り揃えています。マイナス金利の導入により、預貯金以外の資産運用を考え始めた個人は確実に増えており、これまで以上に広報・宣伝活動を積極化することで、資産運用に目覚める個人投資家=「ザ・コジン」のニーズに応えるスパークスの投資信託の浸透を図ります。

2本目の柱は、ONE ASIA投資戦略です。

スパークスが、韓国や香港にオフィスをかまえて10年以上が経過し、それぞれのオフィスで運用やビジネスのノウハウが蓄積してきました。今期からこれまで以上に人材交流などオフィス間のやりとりを活発にし、日本企業を含むアジア地域全体の企業を、共通の尺度で評価し投資判断できる体制を更に強化します。また、新しい国内公募投資信託の設定準備も開始します。

3本目の柱は、実物資産投資戦略です。

再生可能エネルギーは、すでに272MWの投資案件への契約締結をし、事業は国内最大級の規模まで拡大してきました。エネルギー小売り自由化時代を勝ち抜くためには、川上の発電設備をおさえることが最重要と確信しており着実に地歩を固めています。

4月に上場インフラファンド市場への参入見直しを発表したのは、消極的な選択ではなく、現行の私募ファンドのままで規模を拡大する方が投資家の皆様へのメリットが大きいと判断したからです。今期からは、ブラウン・フィールド投資と呼ばれる発電開始後案件の取得も視野に入れ、更なる規模の拡大を目指します。

不動産は、価格高騰の中、慎重に案件選別を行っています。2月に東京都の福祉インフラファンドマネージャーを辞退し、今後は独自でメディカル分野をはじめ特色ある開発を行っていく考えです。今年夏には、不動産ファンドで開発した東京都世田谷区の医療用ビルに入居するテナントが医師を誘致し、股関節手術専門の整形外科医院と精密検査医院を開院予定です。これまで病床や高額な医療機器を保有する医療施設の開発には多額の投資を必要とするため、高い医療技術と志を持った医師の多くが開業を諦め、病院などの勤務医として手術を行ってきました。今回の案件では、不動産ファンドが開発リスクや固定投資リスクを負担することで医療機関の経済的負担を抑えた開業が実現いたします。スパークスは、株式投資を通じて習得した事業モデル構築ノウハウを活かし、実物資産投資でも成功事例を作っていきます。

4本目の柱は、未来創生投資戦略です。

人工知能(AI)などの「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、プロジェクトを対象に投資します。3月末までに、日米のベンチャー企業4社への出資を決定しました。投資先と投資家双方からの引き合いは多く、前期後半にスタートしたばかりのこの事業は、新しい柱に育ちつつあります。

このようにスパークスは、着実に前進を続けています。今後3年をめどにできるだけ早くAUM2兆円超えを達成し、「完全復活」を目指します。その頃には、中期目標、VISION2020で掲げたAUM10兆円の達成が視野に入ってくると考えています。

前期に引き続き配当や自己株買いなどの株主還元も常に意識していきます。株主の皆様には、今期の更なる躍進にご期待いただくと共に今後ともご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

2016年6月

スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長

阿部修平

なお、本文中の「今期」は2017年3月期、「前期」は2016年3月期、「前々期」は2015年3月期を示します。

【1】リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016

「最優秀運用会社賞(株式部門)」を受賞(3年連続受賞は、GDP上位5ヶ国で史上初)

リッパー・ファンド・アワードの評価の基となるリッパー・リーダーズのファンドに関する情報は、投資信託の売買を推奨するものではありません。リッパー・リーダーズが分析しているのは過去のファンドのパフォーマンスであり、過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではないことにご留意ください。評価結果は、リッパーが信頼できると判断した出所からのデータおよび情報に基づいていますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

【2】Morningstar Award"Fund of the Year 2015"

「最優秀ファンド賞(国内株式大型部門)」を受賞
ファンド名:スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)
(同一ファンドの2年連続「最優秀ファンド」受賞は、国内株式型で初)

Morningstar Award "Fund of the Year 2015"は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスターが信頼できると判断したデータにより評価しましたが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar,Inc.に帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

当賞は国内追加型株式投資信託を選考対象として、モーニングスター独自の定量分析、定性分析に基づき、2015年において各部門別に総合的に優秀であるとモーニングスターが判断したものです。国内株式大型 部門は、2015年12月末において当該部門に属するファンド604本の中から選考されました。

【3】楽天証券ファンドアワード

「最優秀ファンド賞(国内株式部門)」を受賞
ファンド名:スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)

第1回「楽天証券ファンドアワード」の優秀ファンドとして選出された8 部門計24 ファンドの中から、楽天証券のお客様、FP(楽天証券の金融商品仲介業者に所属するFP)、楽天証券投信諮問委員の投票により、表彰部門毎に1 ファンドずつ、計8 ファンドが最優秀ファンドとして選出され、「スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)」は「最優秀ファンド賞(国内株式部門)」を受賞しました。

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