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完全復活まで7合目に到達。新規事業の収益貢献が始まりました

スパークス・グループの2018年3月期(前期)は、上場株式の投資戦略だけでなく、再生可能エネルギー発電施設を中心とする実物資産投資や、日本、米国などの未公開企業に投資する未来創生ファンドが新たな収益源として貢献を始めた1年となりました。

営業利益は大幅増益を達成し、運用資産残高(AUM)、営業利益、1株あたり配当という3つの主要指標で、過去の業績ピーク時の約7割までの回復を見せており、私は今回の決算を「7合目決算」と総括しています。

日本株式投資戦略では、引き続き複数の評価機関から高い評価を頂いています。モーニングスター株式会社の「Morningstar Award "Fund of the Year 2017"」(※1)で、ロング・ショート投資戦略の公募投信「スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンド(愛称:ベスト・アルファ)」がオルタナティブ型部門で最優秀ファンド賞を受賞しました。同社からは、国内株式大型部門、国内株式中小型部門、オルタナティブ型部門と多分野にわたり4年連続で最優秀ファンド賞を頂いております。このような当社の運用に対する高いご評価を、引き続きしっかりと資金流入につなげてまいります。

一方、OneAsia投資戦略に関しては、AUMが前々期比で大きく減少しご心配をおかけしておりますが、当該解約を受けたお客様との契約は、報酬料率が非常に低かったことから、グループ全体の収益への影響は軽微でした。

新たな明るいニュースは、実物資産投資戦略の収益貢献です。

スパークスの高い収益性は、残高報酬のみでなく成功報酬が出た場合に大きく飛躍できるハイブリッドモデルであるとこれまでご説明してきましたが、前期は、再生可能エネルギー発電施設投資でも、グループ全体の成功報酬の約4分の1にあたる約10億円の成功報酬を得ることができました。私たちは、スパークスの投資の実践を目指して付加価値の高いAUMの増加を一貫して維持しながら、株式市場全体の動きに左右されにくい強固なビジネスモデルの構築を目指します。

再生可能エネルギー発電施設投資に加えて、2015年11月にトヨタ自動車様と三井住友銀行様と設立した「未来創生ファンド」も、投資先企業が株式譲渡や株式上場など新たな展開を見せ始めており、こちらも株式市場の影響を受けづらい高収益事業として大きなポテンシャルを持っていることを確信できるようになりました。

ミッション「世界を豊かに、健康に、そして幸せにする」を制定。
AUM2兆円を超える、より高い頂上を視野に

私たちは、今期も増益を目指して成長を続けます。ここでは、成長を実現するための「4本柱」について、ご説明いたします。

1本目の柱は、日本株式投資戦略です。

資産運用に目覚める国内の個人投資家様=「ザ・コジン」の他、海外の国家ファンドや年金を始めとする機関投資家様のニーズにも応えられる商品をさらに充実させてまいります。

個人向け商品としては、5月に、大和証券様を販売会社とした「スパークス・ベスト・ピック・ファンド(ヘッジ型)」の運用を開始しました。また今年2月、国連が支援するPRI(責任投資原則)の署名機関となり、当社が以前から実践してきたエンゲージメント活動などが、PRIが掲げるESGを考慮した投資の意思決定及び所有方針と同じ方向性を共有していることを明確にしました。

2本目の柱は、OneAsia投資戦略です。

運用、マーケティング両部門で3拠点(東京、香港、韓国)を一体化した取り組みを、さらに積極化してまいりました。朝鮮半島情勢が大きな転換期を迎えた今、韓国をはじめとするアジアに大きな投資機会が訪れていると確信しており、新たな商品の組成も検討してまいります。

3本目の柱は、実物資産投資戦略です。

再生可能エネルギー発電施設への投資は、3月末時点で全国25ヶ所、総発電容量380メガワットの投資を実行し、当面の目標に掲げてきた原子力発電所1基分(1ギガワット)の発電容量まで半分近くの規模に成長しました。太陽光だけでなく、木質バイオマスを活用した発電も始まっているほか、風力による発電も運転開始が視野に入っています。先日、2012年に設定した官民連携ファンド1号が償還を迎えました。東京都様の資金が呼び水となり、全国12か所に総事業規模355億円の太陽光発電所を建設し、結果的に投資元本を1.6倍に増やすことができました。自治体の財政資金でしっかりとリターンを実現し、同時に公共性の高いインフラ設備を一定規模充実させた意義は大きいと自負しております。

4本目の柱は、未来創生投資戦略です。

「(AIなどの)知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」を将来の中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、プロジェクトを対象に投資し、3月末までに、投資先は日本、米国などの5か国、48件、投資総額は233億円となりました。魅力的な投資先候補は引き続き豊富であり、また未来創生ファンド1号の投資額が今期早々にも投資限度額に達する見通しであることから、今期中に未来創生ファンド2号の設立に取り組んでまいります。

創業30周年(2019年7月)を目前に控えた今期は、主として上記「4本柱」を中心とした事業展開により「10合目」にあたるグループAUM2兆円の達成に向けて努力を続けるだけでなく、10合目を超えた後の新しい頂上(目標)を明確に共有し、準備を具体化する1年となります。

年初には、個人的に大変うれしい出来事がありました。それは、創業以来約30年にわたり私淑してきた投資家、ウォーレン・バフェット氏との面談が実現したことです。

伝説の投資家であり、かつアメリカ資本主義の良心であるバフェット氏は、87歳という高齢ながら、「自らがバークシャー・ハサウェイを愛するように、会社を愛する経営者を引き続き探し出して投資することで、10年後、20年後の社会に貢献したい」と話していました。お話を聞きながら、どんなに成功しても決して奢らず、いつまでも謙虚な氏の姿勢に、改めて襟を正しました。私はアメリカの大学院(MBA。経営学修士号)で学び、さらにウォールストリートで「健全なるアメリカ資本主義」を体現した多くの先輩、プロフェッショナルから、投資の考え方・実践を学ばせて頂きました。正直に誠実に、顧客にそして市場に向き合う姿勢と、投資における哲学と技術を「いろは」から全て教えてくれたのは、「健全なるアメリカ資本主義」を実践し、大成功を収めていた伝説の投資家でした。今、自らが私が教えを受けた師匠諸氏と同じ年代となり、日本人の投資家として次の世代のプロフェッショナルに、私が学んだことを少しでも伝えていくべきとの思いを強くしています。スパークスで次の世代の世界で戦える投資家を育成・教育する事に全力を尽しながら、その輪を大きく育てていきたいと思います。「経済学の父」アダム・スミスが幸福の3条件と唱える「経済的豊かさ、健康、そして心にやましさがない」の実現に貢献すべく、新たなコーポレート・ミッション「To make the world "Wealthier, Healthier, and Happier"(世界を豊かに、健康に、そして幸せにする)」を明記したのも、このような理由からです。

これまでも、そしてこれからも、支えていて下さる株主の皆様のご期待に応えて、着実に企業価値を高めて成長を実感していただけるように努力してまいる所存でございます。今期の更なる躍進にご期待いただくと共に、引き続きご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

2018年6月

スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長

阿部修平

【1】Morningstar Award"Fund of the Year 2017"
「最優秀ファンド賞(オルタナティブ型部門)」を受賞
ファンド名:スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンド(愛称:ベスト・アルファ)

Morningstar Award"Fund of the Year 2017"は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスターが信頼できると判断したデータにより評価しましたが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar, Inc.に帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

当賞は国内追加型株式投資信託を選考対象として、モーニングスター独自の定量分析、定性分析に基づき、2017年において各部門別に総合的に優秀であるとモーニングスターが判断したものです。オルタナティブ型部門は、2017年12月末において当該部門に属するファンド126本の中から選考されました。

【2】このごあいさつには、スパークス・アセット・マネジメント株式会社の運用する投資信託に関する記述がありますが、以下の点ご留意ください。

投資信託の留意点

「以下の記載は、金融商品取引法第37条により表示が義務付けられている事項です。お客様が実際にご購入される個々の投資信託に適用される費用やリスクとは内容が異なる場合がありますのでご注意下さい。ファンドにかかる費用の項目や料率等は販売会社や個々の投資信託によって異なるため、費用の料率はスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運用する投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高料率を表示しております。また、特定の投資信託の取得をご希望の場合には、当該投資信託の「投資信託説明書(交付目論見書)」をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので、必ずご覧いただき、投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断で行っていただくようお願いいたします。

投資信託に係るリスクについて

投資信託は、主に国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券などの値動きのある証券等(外貨建て資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されているものではなく、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等を要因として、基準価額の下落により損失が生じ、投資元本を割り込むことがあります。また、これらの運用による損益は全て受益者の皆様に帰属します。 特化型のファンドは、分散投資を行う一般的な投資信託とは異なり、銘柄を絞り込んだ運用を行うため、市場動向にかかわらず基準価額の変動は非常に大きくなる可能性があります。

ロング・ショート戦略のファンドは売建て(ショート・ポジション)取引を行いますので、売建てた株式が値上がりした場合、基準価額が下落する要因となります。また、ロング・ポジションおよびショート・ポジションの双方が誤っていた場合、双方に損失が発生するために、通常の株式投資信託における損失よりも大きくなる可能性があります。

上記は投資信託に係るリスクの一部を記載したものであり、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なります。

投資信託(公募投信)に係る費用について当社における投資信託(公募投信)に係る費用(料率)の上限は以下の通りです。

●直接ご負担いただく費用
 購入時手数料: 上限 3.78%(税込)
 換金手数料:  なし
 信託財産留保額:上限 0.5%

●投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
 信託報酬:   上限 年2.052%(税込)
 実績報酬(※):投資信託により、実績報酬がかかる場合があります。
※ 実績報酬額は基準価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額を示すことができません。
その他の費用・手数料:監査費用、目論見書や運用報告書等の作成費用など諸費用等ならびに組入有価証券(ファンドを含む)の売買の際に発生する売買委託手数料、先物取引・オプション取引等に要する費用、外貨建て資産の保管費用等を信託財産でご負担いただきます。組入有価証券がファンドの場合には、上記の他に受託会社報酬、保管会社報酬などの費用がかかる場合があります。これらの費用は運用状況等により変動するため、事前に料率・上限額等を示すことができません。

手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。

投資信託により異なりますので、詳しくは販売会社にお問い合わせ下さい。

<委託会社>

スパークス・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局(金商)第346号
加入協会 一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、日本証券業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

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