スパークス・グループ株式会社

株主投資家の皆さまへTo our shareholders and investors

株主の皆様には、平素より格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2026年3月期は、当社グループにとって大きな手応えを実感する一年となりました。
運用資産残高(AUM)は、2006年に記録した過去最高を更新し、期末には2兆2,428億円(注1)に達しました。こうしたAUMの拡大を背景に、当期は増収増益を達成することができました。
特に日本株式戦略においては、良好な運用パフォーマンスが着実に収益に結びつき、成功報酬として29億86百万円を計上いたしました。これは前年を大きく上回る水準です。また、基礎収益(注2)につきましても過去最高を更新しており、当社グループの収益力が一段と高まったことを実感しております。
加えて、2026年3月期に続き、2027年3月期第1四半期においても自己資金投資から特別利益15億円を計上しており、自己資金を活用した投資においても継続して利益を創出できることをお示しすることができました。この点も含め、当社グループは収益力の厚みが増しております。
これらの成果を通じて、スパークス・グループは「次の成長に踏み出すための基盤」を着実に整えることができました。収益の成長と安定性が両立する中で、経営基盤の質が確実に向上し、当社にとって重要な節目を迎えたものと考えております。
このような状況を踏まえ、資本配分の在り方についても見直しを進めております。これまで慎重に維持してきた現預金水準を、財務規律を堅持しつつ最適化し、成長投資への配分を段階的に高めてまいります。また、株主還元につきましては、配当予想の開示および中間配当の導入を開始いたします。透明性と予見性を高め、安定的かつ持続的な還元を実現していきたいと考えております。
成長に向けた具体的な取り組みも着実に進展しております。2026年4月には、「モノづくり未来2号ファンド」および「未来創生4号ファンド」を新たに設定いたしました。プライベート・エクイティ領域の基盤を強化することで、質の高い安定的な残高報酬の積み上げと、将来にわたる継続的な成功報酬の創出につなげることが可能となります。
AUM3兆円という次の節目も視野に入りつつありますが、当社は規模の拡大そのものを目的としておりません。投資の成果、人材の育成、収益の質、そして株主還元という要素を高い水準で循環させることで、持続的かつ安定的な成長を積み重ねていくことを重視しております。
2027年3月期につきましても、増収増益を目標に掲げ、AUM3兆円のその先を見据えた次のステージに向けて、着実に歩みを進めてまいります。

「世界で最も信頼・尊敬されるインベストメント・カンパニーになる」ことで「世界を豊かに、健やかに、そして幸せにする」を実現するため、引き続き努力精進してまいります。
皆様には今後ともご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

2026年6月
スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長
阿部 修平

  • (注1)2026年3月末の運用資産残高は速報値です。
  • (注2)「基礎収益」とは事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す経営指標であり、その算定方法は以下のとおりです。
    基礎収益=残高報酬(手数料控除後)-経常的経費