マテリアリティ
当社グループのパーパスである「世界を豊かに、健やかに、そして幸せにする」、
つまり私たちの投資活動を通じて、企業や経済活動に関わるすべての人々、ひいては地球環境が健やかになる社会の実現に向け、3つの「マテリアリティ(重要課題)」を定めました。
この3つのマテリアリティは、私たちが資本の"水先案内人"として、お客様の資産をお預かりし、必要なところに導くことで、世界を豊かにしていく際の"羅針盤"であり、私たちの「もっといい投資」によってSDGsが目指す持続可能な社会の実現に貢献すると同時に、当社グループ自身も高い収益力を維持しながら成長を続けてまいります。
- 世界を豊かに、健やかに、そして幸せにする
- 世界で最も信頼・尊敬されるインベストメント・カンパニーになる
サステナビリティ戦略
マテリアリティ(重要課題)事業・企業活動を通じた社会課題解決
マテリアリティ選定のプロセス
- マテリアリティ選定プロセスの方針決定
当社グループのこれまでの取り組みや企業方針を踏まえ、重要なステークホルダーを見極めながら、GRIやSDGsなどを参考に課題に対して網羅的で、また評価においては客観的な定量化アプローチを採用。
- マテリアリティ候補の準備・抽出
経済・社会・環境やガバナンスといったサステナビリティ活動において重要な要素を含むGRIやSDGsをマテリアリティの母集団とし、当社の業種及び事業活動を踏まえより適切なマテリアリティを抽出。
- マテリアリティ候補の優先度評価
抽出されたマテリアリティを「ステークホルダーへの重要性」と「当社グループ事業における重要性」の2軸で定量的に評価。前者では、株主、投資家、従業員、地域社会、環境をステークホルダーとして設定し、期待や関心ある課題を評価。後者では、当社グループの取り組みとの整合性や今後の戦略における重要性を考慮し評価。それらを踏まえ、最終的に双方にとって重要なマテリアリティ優先度を設定。
マテリアリティの最終化
優先度評価を経てマテリアリティ候補を13個に絞りこみ、
経営会議にてマテリアリティ候補案の妥当性を検証。
最終的に13マテリアリティのうち、当社にとって最重要課題と考えるマテリアリティを取締役会にて3つに厳選します。
3つのマテリアリティ(重要課題)
広範な責任投資の実践
スパークス・グループは、環境・社会課題の解決に対し、投資活動を通じて寄与することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。具体的には、ESGの観点から、当該課題の解決に繋がる事業への投資活動や、既に投資を行っている投資先へのエンゲージメントを実施するほか、株主として必要に応じて投資先企業のESG課題の改善の支援を行ってまいります。
また、当社グループの伝統である責任投資に対する社会的な要請が高まる中、価値創出に資する責任投資の高度化・拡大・浸透は、健全な資本市場および持続可能な社会の実現に向けた、老舗投資会社としての当社グループの当然の責務であると考えております。
持続可能で高い収益性とそれらを支える人財
スパークス・グループは、顧客を初めとするステークホルダーから選ばれ、結果的に高い収益力を維持すること、またこれらを支える「人財」を育成・擁することは、独立系の存在基盤を確固たるものとした上でパーパスを実現するために必須と考えております。具体的には、バフェット・クラブ等の社内勉強会における投資哲学の共有等から醸成される投資力、ユニークな投資アイデア創出力の他、フロント・バック部門一体となった顧客本位の業務運営や、社内に望ましい行動様式を明確化・浸透させるとともに、各部署・各階層一丸となって投資アイデアを具体的にパッケージング化すること等によって、継続的に他社比で高く、持続可能な収益性を実現するための仕組みが、様々な施策に落しこまれている経営体制を目指してまいります。
独立系の強みを生かしたガバナンス
スパークス・グループは、独立系の強みを生かした、効率的・効果的な、健全で透明性の高いガバナンス体制を構築してまいります。具体的には、高度のガバナンス態勢を構築・維持することで顧客からの支持を得るとともに、資本市場に対して範を示してまいります。特に、様々な投資戦略を展開する中でも、グループ会社間、投資戦略間、ファンド間の利益相反管理など、適切なリスク管理を行ってまいります。